海外事業支援・海外赴任研修・専門分野支援は、OBACにお任せください
令和4(2022)年度の開始にあたり、ご挨拶申し上げます。
OBACは企業並びに公的機関・各種団体の皆様に支えられています。現在は、①海外事業支援、②海外赴任研修、③専門分野支援の3つの分野を通じて、皆様に大変お世話になっております。そのお陰で、ここ2年強のコロナ禍も何とか耐え、設立後13年目に入ります。誠に有難く、厚く御礼申し上げます。
このコロナ禍においても、企業の海外展開は、ICT・デジタル技術を駆使して継続・拡大されています。企業から海外に派遣される赴任者環境が厳しい中でも、企業においては積極的に研修を続けられました。もちろん、OBACもICT対応を進めております。ある企業は、中国入国後の強制隔離期間3週間を利用して、日本からのオンライン研修を実施され、OBACも担当させていただきました。
国連のSGD’s(持続的発展目標)が一般に広く認知され、各方面で具体的な取り組みが行われています。私共OBACも海外赴任経験豊富なアドバイザー110名で構成され、このSGD’sのグローバル分野で、ささやかながら貢献させていただいていると自負しています。
特に世界へ進出する企業には、世界に通用する人材が必要であり、赴任者研修では異文化理解を背景とし、生活編と業務編に分けて、現地の実情、事例等を提供しています。一方海外展開支援においては、主として、中堅・中小企業の製品・商品の現地生産・海外販路開拓等を支援、そのための各種セミナーも実施しています。最近は中小企業においても日本本社における現地人採用が多くなり、日本人の海外赴任者同様、グローバルコミュニケーションが不可欠であり、海外赴任者研修も一層重要度が増してきたと認識しています。
やはり現地主義・現場主義・コミュニケーションを基本とする企業にとって、特に海外ビジネスにおいては、デジタルツールのみに頼らず、中断した海外渡航を通じた海外交流を早く復活し、企業活動を元通りに戻さないと、真のグローバルコミュニケーションは実現せず世界に通用する人材が不足しないかと不安する次第です。
2022年4月

代表理事 高橋 和彦