中小企業庁が実施する、「令和3年度JAPANブランド育成支援等事業」は、中小企業が、海外のマーケットで通用する商品力・ブランド力を確立し、新たに海外に販路を開拓することを支援する制度です。

新たに展開を目指そうとする国等に関する市場調査、専門家招聘、新商品・サービス・デザイン開発、展示会出展等を実施するための費用の2分の1~3分の2、最大500万円の補助金が得られます。

令和3年度事業では、中小企業庁が選定する支援パートナーの活用が必須の条件となっており、支援パートナーに事業計画を相談したうえで、申請書を提出することが必要とされています。海外事業支援センター(OBAC)は、その支援パートナーの1社に選定されました。

OBACには、支援対象国・地域に赴任経験やビジネス経験があり、支援企業の業界・業種に豊富な知識・ノウハウのある企業出身者または資格のある専門家等合計100余名が所属しています。

OBACは、海外展開について、輸出の立上から現地工場設立と言った大きなテーマについてのみならず、各種契約書の作成・翻訳・通訳・海外向け販促物の制作・展示会商談会への参加・海外マーケティング・生産性向上・原価低減、貿易実務などの個別テーマ、さらには海外人材育成から現地人材教育訓練といった課題まで、企業の多様な課題に、相談援助・助言・指導をしてまいりました。

支援パートナーは全国で176社、愛知県ではOBACを含め数社が選定されていますが、OBACのように本当にきめの細かいハンズオン支援の実績のある企業は少ないと思います。海外展開を目指す中小企業は、ぜひこの制度と、OBACの支援の活用をご検討ください。

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